【悪徳業者は役所で調べる】

ビー玉を転がして

大規模開発は、街を売る発想だ

わたし自身も内装や外観のケバさでは絶対に買わない。マンションの資産価値とは外観やサービス内容ではなく、住むに値する居住環境になっているか、子供が遊んだり、家を訪ねてきた友人が車をとめるスペースがあるかという、ごく当たり前のことを表したものだと思う。はやり最近流行の二階式のメゾネットタイプのような、総面積では安そうに思えても、じつは専有坪単価では超高価という狭苦しいマンションなどとても住む気になれない。よく、○○ニュータウンというような名前で、大手不動産会社が関連会社と共同で大がかりな地域開発をすることがあるが、こういう大規模開発でつくられた住宅では、本来の建物だけでなく、道路、公園といった公共スペースに付加価値が見出されていることは、住宅の価値という点で見直していいとわたしは思う。先にも例を挙げたが、いくらブランド好きの人でも、住環境にこだわるなら、通称ガサと呼ばれるあまりきれいとはいいがたい、昔なら貧乏学生の溜まり場だったような木造アパートなどと、額をつけ合うようにして建っているブランド・マンションには住みたくないのではないだろうか。大規模開発地域の住宅では道路ひとつとっても、建築基準法どおりなら四メートルで充分なのに、わざわざ六メートル幅をとっているところが多い。