悪徳業者は役所で調べる
ビー玉とタコ糸を持って現地へ行くことが、家を選ぶ際の基本姿勢を示す第一歩というのはこういうことだ。前にも述べたように、次の段階で設計図や確認図面を要求すれば、何よりもお客さん自身がこの建物に本気で興味を持っていることを示すことになる。この物件は魅力的だが、どうもあの不動産屋(開発業者)の説明は引っかかるという場合、役所の建築課に行ってみると、どういう業者かかなりのことがわかるだろう。ただ、役所の人というのは聞いたことにしか答えないという柔軟性のなさが特徴だから、具体的に質問したほうがいい。たとえば「この業者さんは信用できますか?」という聞き方では不充分で、「いままで、この業者さんが資格に関わるようなことで役所に呼ばれたことはありますか?」とか、「この人がユーザーからクレームをつけられたり、訴えられたという記録(事実)はありますか?」と聞かなければ、教えてくれない。また、不動産屋の免許は三年に一度更新されるから、業者の名刺に書かれている免許番号でもある程度の判断はできる。説明が重複するが、カッコのなかの数字を三倍すれば免許の継続年数がわかる。つまり、側は七九年の間、免許取り消しがない。側は二十五二十七年継続だから安心できるし、側は免許を取って三年以内の業者ということになる。
